現代戦国時代2
「佐助くん、君はどうしてこの世界に来たんだい?」 

謙信は、俺の目をまじまじと見て聞いてきた。
 
「いや、ちょっとくらい精神的に強くなれたらなと思って……」
 
あるがままに話してみた。 

謙信は大きくうなずく。
 
「なるほど。で、君も気付いてはいるのだろう?この世界の違和感には」
 
違和感……
 
俺にはピンと来ない。
 
「なぁ、佐助よ。あの宝玉システムの異常性をどう思った?」
 
寝ていたと思ったら、慶次は起きていたようだ。
< 256 / 451 >

この作品をシェア

pagetop