現代戦国時代2
「気を抜くなよ、白夜!」 

慶次はすかさず白夜に詰め寄っていた。
 
バキッ!!
 
槍で慶次の攻撃を受けとめた白夜。
 
「ちっ!」
 
やりそこねた慶次は舌打ちした。
 
「ふん……なかなかしぶとい。このままでは本当に奪い返されそうだ。逃げるとしよう」
 
白夜は槍を屋根につき、周りに白い竜巻を巻き起こした。
 
「待て!!」
 
「貴様等が戦場に出ればいい話しだ。さっさと言われたとおりにするんだな」
 
白夜の竜巻が無くなったあと、そこに残されたのは粉々に打ち砕かれた屋根だけだった。
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