現代戦国時代2
魔王という名
じいさんの家を出て、どのくらい経ったのだろうか。
歩けど歩けど、森を抜けられない。
「じいさん、えらい所に住んでたんだな?」
「ははは。都会は私には合わなくてね」
兵達は無言のまま、ぐいぐい俺の手を結んだ紐をひっぱる。
かなり急いでいる様子だ。
「もう少しで森を抜けるわい」
「本当か?」
青々と茂る森を抜けると、急に街の通りに出た。
目の前を見れば、遠くに城が見える。
信玄の城に勝るとも劣らない立派な城だ。
「あれが……」
「信長様の城です。さあ、行きましょう」
歩けど歩けど、森を抜けられない。
「じいさん、えらい所に住んでたんだな?」
「ははは。都会は私には合わなくてね」
兵達は無言のまま、ぐいぐい俺の手を結んだ紐をひっぱる。
かなり急いでいる様子だ。
「もう少しで森を抜けるわい」
「本当か?」
青々と茂る森を抜けると、急に街の通りに出た。
目の前を見れば、遠くに城が見える。
信玄の城に勝るとも劣らない立派な城だ。
「あれが……」
「信長様の城です。さあ、行きましょう」