現代戦国時代2
そう言えば、じいさんはどうしたんだろうか。
 
部屋の畳の上に腰を下ろし、ふと、じいさんがどこにいるのか気になった。
 
俺はすぐに部屋を出て、城の中を歩き回ることにした。
 
先ほどじいさんと別れたところから、じいさんが行った方に行ってみた。
 
部屋がいくつかあるが、じいさんはどこにもいない。 

真っすぐ伸びた廊下の先に下へと続く階段が見える。 

「まさか、地下?」
 
「幸村殿?何をしているのですか?」
 
後ろから光秀に声をかけられた。
 
「いや、じいさんはどこかなと思って」
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