現代戦国時代2
「関所?」
 
「ここから馬で一時間ほどのところに関所がありますから、そちらへお渡しください」
 
何やら重要そうな仕事をもらい、俺は若干不安になった。
 
しかし、自分から言ったからにはやるしかない。
 
「分かりました」
 
「馬は城の入り口に手配しておきましょう。幸村殿はゆっくり準備をされてから出発されてください」
 
光秀から書類を受け取り、俺は部屋に戻った。
 
槍を片手に、城の入り口に向かうとすでに一頭の馬が準備されている。
 
「準備が早いな……」
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