現代戦国時代2
小太郎を探すことにしたものの、城の敷地内には倒れた織田軍ばかり。
 
その中でわずかながら、織田軍と連合軍の戦いが行われている感じだ。
 
「くそ……こんな中じゃ、小太郎は探せない。また、あの忍者に見つかりでもしたら……」
 
俺は焦る気持ちを抱えたまま、走り続ける。
 
「兄ちゃん?兄ちゃんじゃないか!?」
 
すると、偶然にも小太郎が目の前を歩いている。
 
しかし、小太郎の横には刀を振りかぶる兵士。
 
小太郎はまだ気付いていない。
 
「小太郎!!」
 
俺は無我夢中で駆け出した。
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