現代戦国時代2
「なんだ!?こいつ…」
 
俺は恐怖を覚えた。
 
先ほど戦った相手はこんなに狂気に満ちてはいなかった。
 
完全に目が光を失い、虚ろな表情をしている。
 
「がああああっ!!」
 
急につかみかかられ、俺は後ろに大きく飛んだ。
 
「なんだ?こいつ……」
 
俺はクナイを構え、風の刄を放つ準備をした。
 
相手は宝玉の光を見て、少し目を逸らしていた。
 
「くらえっ!!」
 
ビュンッ!!
 
風の刄が相手をとらえた。 

砂煙が辺りを覆い、相手は見えなくなった。
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