現代戦国時代2
ドアの向こうからでも、うるさすぎるこの声。
 
俺の机には、大きな段ボール一箱置いてある。
 
すっと持ち上げると、意外に重くて、俺はすぐにベッドに投げるようにしておろした。
 
「なんだ、これは?」
 
覚えのない郵便物に、俺は戸惑いを隠せない。
 
「宛先は、俺。送り主は……文字が消えてて読めないな」
 
俺は段ボールに張りついたガムテープをはがし、中身を取り出すことにした。
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