恋・キオクの蕾
一瞬、昇降口で会った

あの人の顔が頭をよぎった。

ううん。ぜぇっっっったい違うっ!!

ありえない!断じてっ!

奴の顔を忘れるように、頭を横に振った。

ガタッ

荷物を机の横に掛けて席に着く。

激しく頭を振ったせいか、気持ち悪い。

日当たりが良く、風通しもいいせいか

少し眠たくなってきた。

ちょっと寝よ・・・。

そして私は、頭を机に伏せて

しばらく寝ることにした。
< 15 / 18 >

この作品をシェア

pagetop