4人の恋
「行ってきますっ!!」
バンッ
おもいっきりドアを閉めたらなんかスッキリしちゃった☆
スッキリしたあたしは、ルンルンで学校に向かった。
ガラッ
…?
なんか、空気変じゃない??
みんなあたしの方を見てる。
あたし、悪いことしたっけ???
「ちょっと!あんた!颯人と付き合ったって本当!?」
えっ!?
もうみんな知ってんの???
「あたしの彼氏とんないでよ!!!」
!?
かっ彼氏って…
「颯人と…付き合ってるの???」
「そうだよ!!」
ガラッ
「オーッス!!」
颯人…
シ―――――ン
「あっあれ???みんなどうしちゃったの???」
「ねぇ…颯人??颯人はあたしとだけ付き合ってるんだよね???」
ほんとは、こんなこと聞きたくなかった。
だって、なんて返ってくるかわからないんだもん。
「楓、なに言ってんの???」
「だって、この人が…」
あたしが示した方を見た颯人はビックリしてた。
「昨日は楽しかったよ♪颯人♪」
その女はそう言った。
確かに、『昨日』って。
「颯人…どういうこと???」
「ちょっと待てよ!!!意味わかんねえよ!!」