4人の恋
あたしは、教室からバッグをとってある場所に行った。
そこは、ああり一面何もない原っぱ。
前、颯人とあたしの秘密の場所となったところ。
そこには、あたしの大好きな颯人の後ろ姿があった。
「颯人!!!」
颯人は振り向いた。
あたしの大好きな颯人の顔は微笑んでいた。
「楓!」
ギュッ
颯人は、あたしを優しく抱き締めてくれた。
この場所はあたしの特等席。
絶対誰にも譲れない場所。
「楓。ごめんな…」
颯人は、泣いていた。
あたしはいま抱き締められてるからわかんないけど。
颯人は肩を震わせて泣いていた。