最強お姫様☆
自分の机から携帯を取り出し、昇降口へと向かおうとすると


「友夜!!」


弥彦に名前を呼ばれた。後ろを向くと少し眉間にシワを寄せた弥彦がいた。



・・・・なんか怒ってる

あたしなんかしたっけ?

とにかく今の弥彦がすごく怖いよぉ~

「な、なに?」


少し間をあけて返事をすると、


「何じゃねーだろ?
 お前どこ行ってたんだよ。3時間もいなくなってさ。まさか、さっそく問題を起こしたんじゃないんだろーな?」


「えっ!
 も、問題なんか起こしてないよ!
 リング探しててさ。
 遅くなっちゃった。
 とにかく、今急いでるからまたあとで電話するから!
 じゃっ!」



あたしはそういうと急いで教室を出た。


ヤバイ!

弥彦は勘が鋭いんだった。


「ちょっ!
 おい、友夜待て!・・・・」




 
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