最強お姫様☆
それにしても、倉庫の中にくるとあらためてあたしは




「KAI」の総長だってことを思い知らされる。







朱里、あたしが総長だって知ったら驚くだろうなぁ~


てゆうかあたしのこと男だと思ってるし!




しかもあだ名が【魔姫】ってどーいうことだよ!



あたしは悪魔か!!




みんな知ってんのかな?



「透!


 あのさ、お前あたしがなんか【魔姫】ってみんなから呼ばれてること知ってる?」


「知ってるも何もそのあだ名を流したのが俺だよ」


・・まじかよ!!

あたしのすぐそばに犯人がいたとは・・・



「おまえ、あとで覚えてろよ」




あたしは透を睨み、一言。



「・・・・え?

 ちょっと口調変わってるよ?
 
 ちょっと魔姫ちゃん?・・・・じゃなくて友夜様?

 仲間でしょ?仲良くしようよ!仲良くさ!」



「またいいやがったな!

 仲良くって言ってるけどその中いい関係を壊してるのはだれだと思ってんだよ!」


「ごめんて!
 
 ゆるして。何でもするからさ?」


「なんでも?」

「そう、なんでも!」


「よし、それなら今から1ヶ月間女遊び禁止な?

 あとその期間ずっとあたしのパシリな?」

「え!
 
 女遊び禁止はちょっと・・・」

「なんか文句ある?」


「ないない!あるわけないじゃないすか!」


「よし!」
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