最強お姫様☆



『1年生は体育館に集まってください。』




 校内放送が聞こえてきた。周りの人たちはぞろぞろと体育館へと足を進めていく。
あたしはそんな中あたしはサボりたいと思い




「ごめん、あたしちょっとトイレよって来る!」



と、弥彦に言い校舎の裏へと足を進めた。

弥彦がなんかいってたけどシカトした。













「・・・・はぁ~
 入学式なんかやってられないっての!
 それにしてもここどこだ??」





あたしは無我夢中で走ってきたからここがどこだかわからなくなった。周りにはたくさんの木があり、その近くに花壇があり、ベンチが1つ置いてあった。いかにも広場のようなところだが人が一人もいないのが気になった。



まぁいっか。ここで休んでよおっと!



あたしがベンチに腰を下ろそうとすると、



「おい!」
 


「へっ!?」



背後から声が聞こえてきて、背後を見ると体の大きいいかにもスパルタ教師のようなおっさんが立っていた。


「・・・・なんですか?」


「お前1年だろ。
 何でこんなとこにいるんだ?
 まさかサボりか!?
 いい度胸だ。とにかく体育館行くぞ!」
 


「ちょっ!?
 まだあたし一言もしゃべってない・・」


おっさんの筋肉がたくさんついている腕にあたしの腕をつかまれてしぶしぶ体育館へと連れてかれていた。







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