最強お姫様☆
「やっぱお前らはこうじゃなくちゃ俺らも調子狂うよ」
大雅が弥彦を見て笑いながらつぶやく。
「・・・そうだよね。
よし、今日はパァッとやるぞぉ!
友夜の高校デビューおめでとう会を!」
「なんだよそれ!
俺はないのかよ!」
弥彦が息を切らしながらあたしのもとに来た。
しかも自分の頬をおさえながら・・・
透を見ると、殴り終わったからかソファーに座ってバイクの雑誌を見ている。
「弥彦は高校デビューしちゃってスイマセン会を開いてあげるよ!」
「なんだよそれ!!
俺が高校でデビューしちゃいけない見たいじゃんか」
「そうに決まってんじゃん」
「なに!?
俺が西和泉に行かなかったらお前は一人で竜神たちのところに行くとこだったんだぞ!少しは感謝しろ!」
「べつに~
あたしひとりでやれたし!
さてと!大雅!
準備しよ!」
「わかった!」
あたしは大雅と一緒にパーティーの準備をした。
ぶつぶつ言ってる弥彦を置いて・・・
でもさすがに最後らへんになると弥彦のぶつぶつがお経のように聞こえてうざくなり、「うっさい!弥彦のもやってやるからさ」といって黙らせた。
弥彦は興奮してひとり張り切っていた。