最強お姫様☆
「はなしてよ!
馬鹿弥彦ぉ!」
「お、おい!
ちょっとあばれんなぁぁぁ・・・・」
-バタッ
俺は友夜を押し倒したような格好になった。
前を見ると友夜が目の前で怒った顔をしていた。
友夜は睫毛が長くて可愛い二重で吸い込まれるような瞳ををしていた。そしてきれいに整った鼻、ふっくらとした唇、さらさらでいいにおいのする髪、そして今にも折れそうな細い体だった。
あれ?
友夜ってこんな顔してたっけ?
-ドキッ
な、なんだ今の!?
ドキッってなんだ!
俺がパニクってると友夜が体を起こそうと必死にもがいていた。
「弥彦の馬鹿!
何で倒れてくんのよ!
重い!しかも・・・・近いよ!」
いつの間にか俺は友夜の10センチくらい前にいた。
あともう少して友夜の顔にくっつきそうだ。