Princessの掟2






そんな2人を学園のカフェで見ている私を見て美吏那はため息をついた。 



つきたいのは私のほうだって… 



なんて口が裂けても言えないけど。 



「どうなってるのよ、まったく。いつの間にかあーなったわけ?」



カップチーノを飲みながら美吏那は声を張り上げる。 



「そんなこと、私だって…」



「私だって、何?」



曖昧に答えた私に追い打ちをかけるように聞いてくる。 



そんなに迫んなくても…。 



美吏那に圧されながらも少しずつ話した。 






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