Princessの掟2







全部話し終わると美吏那は長ーいため息をついた。



「まったく…あんたは何でそう溜め込むのよ!!私に一言二言言ってくれてもいいじゃない。」



「ご、ごめん。」



「私は百合亜が辛い時何もしてあげれなかったことに怒っるの!」



そういうと美吏那は泣き出してしまった。 



「何で、美吏那が泣くのよ?」



「百合亜が泣かないから、私が泣くの!!」



また一層泣き出した。 



私なんかのために涙を流してくれる美吏那はやっぱりすっごく大切な親友だと思う。 



私はなぜだか優斗と話した時から一度も泣いてない。 



美吏那が私の分まで泣いてくれて少し気持ちが楽になった気がする。 



「ありがとう、美吏那。」



言葉じゃ言い表わせないぐらい感謝してるよ。 








< 109 / 353 >

この作品をシェア

pagetop