Princessの掟2
編入生
次の日、優斗の車で大学に行くと門のあたりが騒がしかった。
「なんかあったのかな?」
「さぁ?」
優斗の車から降りて一緒に門まで歩く。
そうすると私達に気付いた人々が私達に挨拶をする。
「おはようございます。優斗様、百合亜様。」
「おはよう。ねぇ、何かあったの?」
挨拶を返した近くの人に尋ねた。そうすると満面の笑顔で答えてくるた。
「実は、帰国子女の方が大学に入ったとかで、それがまた優斗様と変わらないぐらい素敵な方なんです。」
帰国子女……。
しかも急ね、4月に入ったばっかりに編入生なんて。