Princessの掟2
そんな優斗の態度に胸がチクリとした。
やっぱり嫌われたのかも…。
そう思うと食事が喉を通らない。
「あら、百合亜さん。あまり食事が進んでないみたいね…お口に合わなかったかしら?」
そう尋ねてきたおば様に首を振った。
「いえ、とても美味しいですわ。」
「そう。ならいいのだけど。」
その後おば様はまた両親たちと話始めた。
「はぁー。」
誰にも気づかれないようにため息をつく。
駄目だな、私。
皆には気づかれちゃいけないのに。
また食事を始めるとなんだか視線を感じた。