Princessの掟2






ふと前を見ると優斗がこっちを見ていた。 



「…な、何?」



少し戸惑いながらも優斗に聞く。 



「具合悪いのか?」



「……えっ?!」



思ってもみなかった優斗の言葉に目をぱちくりしてしまう。 



「ううん、大丈夫。」



そう答えると優斗は優しく笑った。 



「ならいいんだけど。何かあったら言えよ?」



そう言ってきた言葉に私は頷いた。 



優斗、そんなに優しくされると私勘違いしちゃうよ? 



もう無理だって分かっていても…。 






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