Princessの掟2






「…俺と別れてほしい。」


やっぱり 



聞いたら涙が出るかと思ったけど、冷静受けとめている自分がいる。 



「…私たち、後2ヶ月で結婚するんだよ?」



困らせると分かっていても引き止めてしまう。 



案の定優斗は困った顔をした。 



そんな顔をさせたかったわけじゃないのに。  



「ご、ごめん。往生際が悪いね。」



苦笑いが自然と出た。 



「……ぃぃ。」



「…えっ?!」



優斗の何かを呟いた。 







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