Princessの掟2






「?…何?」



そう尋ねるとよけいにまずいと言った表情を浮かべた。 



その時、中原が私の側にきた。 



「百合亜様、奥様が車でお待ちです。」



お母様? 



あっ! 



なるほどね。 



美吏那がまずいって顔をしたのが分かった。 



気をつかわなくていいのに。 



「今行くわ。美吏那後でね。」



「えっ!あ、う、うん。」



まだおどおどしている美吏那に別れを告げて大学を出た。 







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