Princessの掟2
それから、式で着るドレス全てを着た。
ところどころ手直しをするみたいだけど、全体的には完成といえる。
「じゃあ美吏那、また学校で。おば様また次回。」
「次の時はドレスは完璧になっているわよ。」
美吏那とおば様に挨拶をして車に乗り込んだ。
車に乗ってすぐ、お母様が私の腕を引っ張った。
「どうかしたの?お母様。」
急にに引っ張られて母の方に顔を向ける。
「ごめんなさい。優斗さんの車に似ていたからもしかして…と思ったのだけど違ったわ。」
母は苦笑いを浮かべた。
また…。
お母様といい、美吏那といい、なんか気になる。
もしかして…バレちゃったとかないよね?
私と優斗が別れたなんてしれたらとんでもないことが起きちゃう。