Princessの掟2






ケーキと飲み物が運ばれてきて、とりあえずティータイムにする。 



「うーん、やっぱり最高!!」



私がモンブランをほうばっていると美吏那は一点を見つめていた。 



美吏那の皿を見るとフルーツタルトにはまだ手がつけられていない。 



「美吏那、どうかしたの?」



私の言葉に美吏那ははっとした。 



「ううん、なんでもないよ。ただ、のんびりっていいなぁーって思って。」



そう言うと美吏那はタルトを食べ始めた。 



特に変ってわけじゃないよね? 



美吏那に気づかれないようにカフェを見渡す。 



誰かいたのかな? 






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