Princessの掟2






化粧室も少し混んでいた。 



しばらく並んで待っていると場所が開いたからそこに行く。 



化粧ポーチを取り出した時横から声をかけられた。



「百合亜さん?」



その綺麗な声を聞いて身体がつよばるのが分かる。



心臓がばくばくいう。 



「百合亜さん?」



「あっ!お久しぶりです。」



平静を装って笑いかける。 



気づいた時にはこの空間には私と彼女、美園愛香しかいなかった。 







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