Princessの掟2
その後はお互いに何も触れずに黙々と課題をした。
「じゃあまたね?」
課題も終わって美吏那と別れる。
中原に電話をして学園の門で待ってると肩を叩かれた。
「潤くん。」
そこには久しぶりに見る潤くんの姿があった。
「百合亜、久しぶり。」
潤くんは小さいときから変わらない笑顔。
「もう帰り?」
「ええそうなの。潤くんも一緒に乗ってく?」
「そうするかな。」
2人で数分待っていると車が前に止まった。