Princessの掟2






「それより、百合亜大丈夫?」



彼のいう大丈夫はきっと優斗のことだろう。 



「大丈夫よ。事情があるんだわきっと。私は信じてるの…優斗のこと。」



そんな私を見て潤くんは少し寂しそうな顔をした。



「よし!明日は日曜だから遊びに行こう。まだこっちにきて遊んでないし。」



「確かに最近私も遊んでなかったわ。」



「じゃあ決まり。行き先は俺が決めていい?」



「もちろん。」



潤くんは昔からそうだった。 



今私が寂しい思いをしないようにわざわざ遊びに誘ってくれて。 






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