Princessの掟2






翌日。 



潤くんと車に乗り込む。



「どこに行くの?」



「秘密。」



さっきからこのセリフの繰り返し。 



何回聞いても潤くんは秘密としか言わない。 



教えてくれてもいいのに。 



窓に視線を向けるとなんとなく懐かしい気がしてきた。 



「もしかして…。」



私の呟きに潤くんはにこりと笑った。 



「もう着くよ。」



潤くんの言葉通り数分後目的地に着いた。 






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