Princessの掟2






私もブランコに乗る。



「低ーい。」



あの頃は足が全然つかなかったのに。 



「ブランコにならないじゃん。」



そんな私を見て潤くんは笑い出した。 



自分だって象の滑り台と全然合わないじゃん。 



「ねぇ?」



「ん?」



砂いじりを始めた潤くんを呼ぶ。 



「どうしてここに連れてきてくれたの?」



「それは…」



「それは?」



「ひ・み・つ!!」



とまたしても秘密が出てきた。 



最近の潤くんの口癖って絶対“秘密”のような気がする。 



そう!絶対。 





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