Princessの掟2
「そうですねー。」
さっきより真剣に砂のお城を見る。
「まあ99点かな。」
笑いながらいうと
「えー。いつも100点くれたのによ。」
当たり前のように文句が飛んできた。
「だって崩れてるわよ、端の方。」
私が指差したほうは確かにちょっと崩れてる。
「あっ!本当だ。」
それに気づいた潤くんは急いでそれを直した。
「どう?」
「うん!100点。」
「よしっ!!」
私の言葉を聞いてガッツポーズをする潤くん。
なんか普段より子供っぽい。