Princessの掟2






「そうですねー。」



さっきより真剣に砂のお城を見る。 



「まあ99点かな。」



笑いながらいうと 



「えー。いつも100点くれたのによ。」



当たり前のように文句が飛んできた。 



「だって崩れてるわよ、端の方。」



私が指差したほうは確かにちょっと崩れてる。 



「あっ!本当だ。」



それに気づいた潤くんは急いでそれを直した。 



「どう?」



「うん!100点。」



「よしっ!!」



私の言葉を聞いてガッツポーズをする潤くん。 



なんか普段より子供っぽい。 







< 164 / 353 >

この作品をシェア

pagetop