Princessの掟2






ほとんど人が来ない特別室にひとつの人影。 



ガラッ 



「ちゃんと来たのね?」



「もちろんですよ。美吏那先輩。」



そういって私に笑いかける。 



もっと始めからこの子に注意をしてれば… 



って今さらだけど。 



「その言葉づかい止めない?」



私の言葉に少し顔がこわばった。 



「何のことです?私は…」



「もう全て調べ済みなのよ?」



彼女の言葉を遮ると紙をちらつかせた。






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