Princessの掟2






さっきまで見ていた書類。 



紙を出した途端表情曇ったのを見逃さなかった。 



「あーあ、バレちゃったぁー。」



やっと本性出したのね。



「何がしたいの?」



「別に悪いことをしたわけじゃないわよ。」



「百合亜と城東くんを今さら引き離したじゃない。」



「引き離したなんて心外だわ。優斗から別れを告げたのよ?」



彼女の言葉に言い返せない。 



確かに、城東くんから百合亜に別れを告げたのだから。 






< 196 / 353 >

この作品をシェア

pagetop