Princessの掟2






私の言葉に拓磨くんは何か考えるような仕草をした。 



「たぶん、優斗には考えがあると思う。僕も明日にでも会いに行くけど…。」



「考えって?」



「さすがに僕にもそこまではわからない。」



ごめん、と謝ってきた。



そんな拓磨くんに私は首を振った。



だって… 



「謝らないで。私は拓磨くんが会いにきてくれただけでも嬉しいから。」



そう、何よりも私の心が救われたから。 






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