Princessの掟2
拓磨SIDE
僕は百合亜ちゃんの家から出て車に乗り込んだ。
久しぶりに会った百合亜ちゃんは少し疲れてるように見えた。
結婚式まで2ヶ月を切った11月。
普通なら幸せいっぱいのはずなのに…。
それをあの人が邪魔をするとは、思ってもいなかった。
とりあえず明日は優斗に会いにいくかな。
アポとってないけど。
僕の予想だと僕がきたと言えばきっと優斗は僕と会う。
優斗が欲しがっていたものを僕は手にいれたんだから。