Princessの掟2
「いえ…突然お伺いしてしまいごめんなさいね?」
そう言って頬笑んできた。
素晴らしい猫かぶり。
素を知らない人から見たら完璧と言える気がする。
「愛香さん用件は?悪いけど、予定が詰まっていてね。」
「あら、そうなの!」
わざと驚いてきた。
全部計算の内のはずが…。
彼女とはアメリカで同じスクールに通っていた。
アメリカでも有名なスクールで彼女は家柄とあの容姿から注目を浴びていた。