Princessの掟2






最近の会社はあれこれセキュリティが厳しいからいちいち受付を通さなきゃいけない。 



もちろん、入るのにさっきみたいに警備員に止められていろいろ聞かれるし。



社員は社員書があるから楽だろうけど…。 



「すみません。優斗さんにお取り次をお願いしたいのですが…。」



そう言うと受付嬢は目を見開いた。 



「アポの方は…。」



「とっていません。ただ五十嵐と言えば平気だと思うので…。」



「少々お待ちください。」 



そして受付嬢は受話器を片手に連絡をし始めた。 






< 231 / 353 >

この作品をシェア

pagetop