Princessの掟2
「お前が小さい時、そうだな…幼稚園ぐらいだったかな、その時仲良かった。篠崎潤くんだよ。」
篠崎…潤。
篠崎潤。
ああ、幼稚園の時一番仲良かったじゅんくん。
あの時は女の子みたいだったから全然わからなかった。
「思い出しましたわ。久しぶりね、潤くん。」
私がそう言うと嬉しそうに潤は笑った。
「やっと思い出してくれたよ。俺はすぐに分かったのに。」
「ごめんなさいね。あまりに変わっていたから。」