Princessの掟2






「それってかっこよくなったってこと?」



「まあ、そうね。」



潤は照れたように笑った。 



こっちまで照れてくる。



「潤くんはいつまでここにいるの?」



「1年ぐらいかな。」



「じゃあ百合亜の結婚式も出られるわね?」



母の言葉に潤の表情が曇った。 



どうかしたのかな。 



「そのことなんですが、俺に百合亜を頂けないでしょうか?」



そう言うと床に座って頭を下げた。 



その姿に私達は呆然。







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