Princessの掟2






人がほとんど来ない特別練。 



「で、話って?」



「潤、わかってんでしょ?わざわざ私に言わせたいわけ?」



ため息とともに目の前の男を睨む。 



「そう睨まないの…。逆に何やってんのって言いたいの俺なんだけど…?」



「…っ」



さっきまでと違って全てを見透かしたような冷たい瞳が私を見る。 



「ちゃんと俺は役目を果たしてる。後は君次第…。俺を責めるのは筋違いだ。」



「だって…。」



「君の都合に俺を巻き込むな。」







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