Princessの掟2






校舎を出て、コートに袖を通して歩き出した。 



だんだん外の空気があたって大分頭の中が落ち着いてきた。 



「…あれは、ちょっとやりすぎたかも…。」



ふとさっきのことが頭を過る。 



「あれは、やりすぎだね?」



呆れたような声が聞こえて顔を上げた。 



「何で…?」 



やっとのことで出てきた言葉も風にかき消されてしまいそう。 






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