Princessの掟2
しばらくして、僕の家の門をくぐった。
「かわいらしいお庭ね」
「母の趣味のひとつでね。花が好きなんだ。」
そう、基本僕の家は母の好みでできてるし、庭も母の好みのひとつ。
「そうなの!すごい多く種類があるのね。」
「今は冬だから夏に比べると少ないよ。」
そう言うと少し驚いたように目を見開いた。
「また夏に美に来たらいいよ。」
「ええ、楽しみ。」
そして、速いペースで走っていた車がペースを落として家の前に静かに止まった。