Princessの掟2






「…母さん。」



「もう!わかったわ。美吏那さんゆっくりしていらしてね?」



「あっ、はい」



母さんは名残惜しそうに部屋から出ていった。



「ごめんね…騒がしくて。」



「そんなことないわ。優しそうなお母さんじゃない。」



そう言って笑ってきた。



「そう言ってもらえて嬉しいよ。」



紅茶に口をつけた。






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