Princessの掟2
キャンパスを歩いていると前から誰か走ってくるのがわかった。
その子は目の前に来た時、足元の石でつまずいて前に倒れそうになった。
「危ない!」
その瞬間優斗が支えた。
「大丈夫?」
優斗に尋ねられて顔を赤くした。
「は、はい。」
そう言って俯いてしまった。
なんか見たことあるような。
いつだっけ?
「あ、あの…美園愛香って言います。私、一目惚れしました!付き合ってください。」
私が考えているうちに大変なことが起きた。
「あっ!昨日はすみませんでした。」
私に気付いたその子はまた頭を下げてきた。