Princessの掟2






「だから、なんでここに居るの?」



もう一度同じ質問を返した。



「なぁ、それ何?」



私の質問を完全にスルーして優斗は私のポケットを指先した。



「話しはぐらかしてるし…。」



「ん?」



「なんでもない。」



そう言ってポケットの中のものを取り出す。



「綺麗だな。」



そう言って優斗はそのものを受け取った。



その物とは、空と海ペンダント。






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