Princessの掟2






「そのペンダント空と海っていうみたい。」



そう言うと優斗は驚いた顔をした。



「まいったな…。」



ペンダントを見ながらひとり苦笑いを浮かべた。



「どう…」



「なぁ百合亜。」



私の言葉を遮って優斗は私を見た。



「これって俺の?」



もう私の分は首に付けられている。



「そう…かも。」



曖昧に答えると優斗は笑った。



「サンキュー。」



そう言うと自分の首にペンダントを付けた。






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