Princessの掟2






「どうかしたか?」 



キョロキョロしてる私に不思議に思った優斗が聞いてきた。 



「ううん、なんでもないよ。」



そう言って車に乗り込む。 



気のせいだよね? 



自分に言い聞かせて、たいして気にしなかった。 



その時、さっきまで百合亜が立っていた場所に息を切らした男がいた。 



「百合亜、彼氏がいたなんて。」



その男はそう呟いた。 





< 4 / 353 >

この作品をシェア

pagetop