Princessの掟2






「百合亜。」



「なにっ?」



真っ赤の顔を見られたくなくて手で隠したまま答える。 



「こっち向いて?」



「いやっ!!」



「なんで?」



「嫌なものは、嫌なの!」



絶対分かって聞いてる。



私の反応を見て面白がってる優斗。 



その時、急に腕を引っ張られた。 



「な、何よ?」



「百合亜が言ってもこっち見ないから。」



そう言った優斗との距離は鼻と鼻が触れるくらい。





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