Princessの掟2






客間への足取りが重い。



何を言われるんだろう?



別れてっていいにきたのかも…。 



考えれば考えるほど余計なことを考えてしまう。 



客間に入るとソファーに座った美園愛香がいた。 



彼女は私に気づくと笑ってきた。 



そんな彼女に私は引きつった笑顔を返した。 



「ごめんなさい、百合亜さん。何かされていました?」



「いえ、気にしないで。」



そう言って私も向かえのソファーに座った。 







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