Princessの掟2






「今日は何のようで?」



自分で話をふったのに手に変な汗がかく。 



「実は…。」



そう言って彼女は頬をピンクにして少しうつむいた。 



嫌な予感がする。 



彼女を見てまっさきに感じた。 



「優斗さんのことで。」



優斗さん…。 



今、彼女が言った人物が優斗でなければいいと思ってしまう。 



「優斗?なにかしら…。」



自分の声が若干震えているのか自分でも分かった。







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